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短編映画「鉄骨オペラ」に登場したオブジェ「OSAKA・NA」を展示

エントランスの頭上にオブジェ

エントランスの頭上にオブジェ

藝術工場◉カナリヤ条約を運営するアートプロジェクト集団「鞦韆舘」(しゅうせんかん)は、2016年に短編映画「鉄骨オペラ」を制作しました。この映画は、毎年、名村造船所大阪工場跡で開催する「すみのえアートビート」で公開した作品で、近代化産業遺産である名村造船所大阪工場跡で撮影しました。

出演は北加賀屋で活動するアーティストや地域の人々、住之江の子どもたちで、ドキュメンタリーの手法と幻想的な映像美を融合した、これまでにない形式の短編映画となりました。

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作品名「OSAKA・NA(おおさか・な)」

【1】作品コンセプト

「造船所」から「船」、それが「航海」する「海」へとイメージを連鎖させました。また、映画のテーマの一つでもある「過去、現在、未来」をつなぐイメージとして、ひとつの大きな「海」を連想してみました。
またこれも映画のテーマである「近代化産業」ですが、日本の近代化を支えた造船は、運輸と漁業に使われていたことから、今回の作品の具象を「サカナ」にしました。

「OSAKA・NA」 作・せんのさくら

「OSAKA・NA」
作・せんのさくら

【2】作品名について

大正時代から昭和時代にかけて、「大大阪(だいおおさか)時代」を支えた近代化産業が造船業で、そのひとつが名村造船所であったこと、さらに現在では、千島土地が「おおさか創造」を提唱する芸術文化の財団を作ったこと、これらの史実から、未来に航海する「サカナ」を「おおさか」と語呂合わせにして、作品名を「OSAKA・NA(おおさか・な)」としました。

【3】作品モチーフ

「過去から未来へ」「未来から過去へ」というイメージで、時を進んだり、遡ったりできる「サカナ」を創造しています。
色については、始原的なものこそが未来へのエネルギーであると考え、すべての色の大元となる三原色を選びました。

またモチーフとしては
「□」・・・機械。鉄板。扉。男性的。
「△」・・・意識の△。中性的。
「○」・・・生命。歯車。目玉。女性的。

平面作品ではなく立体にしたのは、180度から見てもらえるようにしたかったためです。
この美術作品は、絵画のように壁に飾ってあるものではなく、鑑賞者自身が作品の周りを歩きながら眺めたり、時には、作品自らが微かに揺れたり、動いたりする様子を感じてもらいたい、と思っています。

(マルチ・アーティスト せんのさくら)

試作用デッサン

試作用デッサン

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