Home

表現者よ、次代のカナリヤたれ!

かつて炭坑夫たちは、坑内で有毒ガスが発生しているかどうかをいち早く察知する手段として、カナリヤを持ち込んでいました。カナリヤは空気の変化に敏感な鳥で、坑内の空気に少しでも有毒ガスが含まれていると、たやすく死んでしまう。

本文と関係ありません

つまり炭坑夫たちはカナリヤの死をもって、自らの危険を回避することができたそうです。
このことから近代では、芸術家や表現者をカナリヤのたとえて、彼らの鋭敏な感性が作品を通して、時代の潮流の変化を告知しているとされてきました。

また「唄を忘れたカナリヤ」という歌詞(「かなりや」作詞・西条八十)があります。明治時代以降、脱亜入欧のもと欧米文化に傾倒してきた日本は、現代においても、「自分の歌=日本流」を忘れているように思えます。歌を忘れたカナリヤであることをあきらめて、欧米の象徴たる雄々しき鷹とか鷲になろう、というのはもっとおかしな話。

「かなりや」レコード盤

むしろ、カナリヤならばカナリヤであることを知ったうえで、かつカナリヤとしての多様な歌を唄い出すべきではないでしょうか。
「カナリヤ条約」は、あらゆるジャンルの表現者が次代の美妙な変化を鋭敏にとらえ、新しい日本流の文化や芸術を発信していくアートスペースです。

広告