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gaku8鞦韆舘(しゅうせんかん)の8番めの飼い猫「楽屋(gaku-8)」です。
大阪芸術大学を母体とした劇団「東京ガール」の演劇公演「ヒョウキ」。
なにやら互いに顔しか知らない7人の登場人物が、
イミフメイの規則にのっとり、
ナゾの事務局の長を採決しようとする物語。

イミフメイやナゾの行動をとるのは、僕たちネコの特権かと思ったら、
どうやら人間も同じらしい。
しかもそのイミフメイやナゾになんとか理屈を立てようとするから手に負えない。

このような舞台を「不条理劇」というそうだけど、
それにもまして作・演出担当の上崎陽介さんは、
不条理を人間の「性(さが)」として描くだけではなく、
ここ数年、現代社会に蔓延してきた事件や制度
(たとえば秋葉原連続殺人事件や裁判員制度など)を
思い出させることに成功してました!

出演者もそれぞれ個性をいかした配役でしたし、
特に「1番(進行役)」を演じていた俳優さんは出色でした〜
また全員がフリーズしていたオープニングは、
ロシアの演出家・メイエルホリドを彷彿とさせた美景でした〜〜〜〜

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【アフタートークからの採録抜粋】
上崎くんのこれまでの作品はほとんど観てきました。
この作品も2009年の初演を観ましたが、今回、上演するにあたりいくつか改訂されていますね。
ストーリー的には比較的シンプルな不条理劇で、観客がそれぞれのメタファーとして観るコトができると思います。
演出的には照明の変化や音楽の選曲など、イメージ先行だけではなく、必然性が伝わるようになれば、さらに劇的効果として観る者に訴えかけられるようになると思います。
                 (舞台監督・塚本修